マンション暮らしの私は、エントランスのオートロックを解除する際に鍵をかざす必要があります。帰宅ラッシュ時間帯には数名の仕事帰りの人たちとエントランスで遭遇します。

エントランスで鍵が必要なのはあらかじめ分かっていることなので、エントランスに到着するまでにカバンの中から鍵を取り出しておきます。カバンの中には鍵の定位置が決まっているので探す必要はありません。

周囲の様子を伺ってみると、エントランスに到着するまでに鍵が見つからない人、エントランスに到着してから鍵を取り出そうとガサゴソと探している人・・・様々で見ていて面白い。

仕事柄このような状況を見ていると、カバンの中や会社のデスク、思考の整理具合までも想像してしまいます。

そもそもカバンに気を配っていない?

高価なカバンを使っているから良いとか仕事がデキるとは限りません。丁寧に扱い、しっかりとメンテナンスして型崩れしていない清潔なカバンを使うので十分。

先日、駅の改札口へ向かう途中、偶然にも私と同じベージュ色のビジネスバッグを肩から掛けている女性を見かけたのですが、カバンの底は真っ黒に汚れ、型崩れしており、シミがついていました。もはや同じバッグには見えません。

「足元(靴)を見れば、その人が分かる」と聞いたことがありますが、同様に、カバンを見てもその人となりが分かるのです。

まずは、カバンの中の云々よりも、カバン自体にも気を配ることをお忘れなく。

ブタ財布ならぬブタカバンになっていませんか?

レシートやカードなどでパンパンに膨らんでいる財布をブタ財布などと言うことがあります。

必ずしもミニマリストである必要はありませんが、「これは使うかも」「あれがあると便利」などと、カバンの容量が大きいことを理由に何でもかんでも詰め込んでブタカバンになってはいませんか?

ブタカバンの持ち主は、決して仕事がデキるようにも、信頼ができるようにも思えません。得てしてこのような場合、カバンの中は整理されておらずにグチャグチャであることが多い。

本当に必要なモノだけが入って、結果的に大荷物になってしまっている人のカバンは、ブタカバンのようにパンパンであったとしても必要なモノが整理されているのですぐに取り出すことができ、そもそもブタカバンには見えないものです。

持ち物には住所を作る!

カバンの中のモノを取り出すシチュエーションは様々です。冒頭に書いたエントランスで鍵を取り出す以外にも、駅の改札口で定期券、買い物をした際に財布、打合せの時に必要な書類など。
いざ、という時にすぐに取り出すことができずに慌ててしまった経験は誰しもあるでしょう。

小さな開口部に手を入れてゴソゴソ探していたり、開口部を大きく開いて中のモノをかき回すかのように探していたりする姿は決して格好の良いものではありません。

常にカバンの中に入れて持ち歩くモノには「住所(定位置)」を決めましょう。そうすることで慌てずに必要なモノを探すことなくすぐに取り出すことが可能となります。

カバンの中のモノを探して取り出すこと。
それは周囲からの信頼を失う、自分の時間を無駄にしている行為なのです。

また、住所(定位置)を決める時、例えば、肩掛けのカバンであれば肩に掛けた状態でモノを取り出してみてください。
特に小物に関しては、どういうシチュエーションでどういうモノを取り出すことがあるかを考えて住所(定位置)を決めておくと、動きながらでもスマートな所作で出し入れすることができます。

住所を作ることのメリット

住所(定位置)が決まっているということは、カバンの中を一望すれば何が入っていないのかがすぐに分かります。

つまり、準備の時間短縮、そして、忘れ物を防止することができるのです。

いつも慌てている人は準備不足だったり忘れ物の常習だったりすることが多いようです。言い換えれば、準備の時間短縮ができ、忘れ物をすることがなければ慌てずに済むのです。

他にも、住所(定位置)が決まっていると、違和感を感じやすくなります。

決められた場所に決められた以外のモノが入っていることに違和感を感じるようになれば、あなたの整理整頓の能力が向上したと言えるでしょう。

決められた場所に決められたモノが入っていない場合、ないことにすぐ気づくことができ、素早く対処することができます。管理能力が向上します。

これが当たり前のことになれば、今よりももっと自分を信頼することができるようになるので自信も湧き、大げさに言えば人生が好転していきます。これは決して過言ではない、と私は確信していますが。

カバンにも収納グッズを活用する

LIHIT LAB.様よりお借りしています。

カバンに入れて持ち歩くアイテムが多い場合、カバンにたくさんのポケットが付いていた方が良いと考えがちです。そうなるとなかなか自分に合うカバンが見つからなくなります。

そこでオススメするのが、バッグインバッグなどの収納グッズの活用です。
細々としたアイテムを持ち歩く必要があるならば、是非とも活用してください。

これらをカバンに直接入れてしまうと迷子になりやすい。また、カバンの各ポケットに入れたとしても、小さいと見つけづらい場合もあります。

そのような時、バッグインバッグなどの収納グッズを活用していれば、それごと取り出し、見やすい状態の中で確認することができるのでスマートです。

正しいカバンの選び方

余談ですが、最後に正しいカバンの選び方をお教えします。

原則、TPOに合わせて自分好みのモノを選べば良いのですが、時折、「このカバン失敗した!」とカバン選びに失敗したという声を聞くことがあります。

実は私も失敗したことがあります。
寸法上はA4サイズのクリアホルダーが入ることになっているのですが、中の気室の都合上、複数枚入らなかったのです。
デザインを優先してしまい、中に何を入れたいのかを深く考えないままに購入したことが原因です。

カバンを購入する時は、中に何を入れたいのか、どれくらい入れたいのかを考えて選びましょう。

当たり前のようにも思えますが、自分にとって使い勝手の良いカバンというのは、入れたいアイテムや量を満たしてくれていることが必須条件です。

カバンの中の整理整頓を意識していれば、自然とカバン選びの失敗がなくなります。なぜならば、カバン選びの条件が分かってくるのです。

いつも同じカバンで済ませても良いですが、
・たくさんの荷物を入れる必要がある時のカバン
・あまり荷物を入れる必要がない時のカバン
などと使い分けることができれば、よりスマートな印象を与えることができます。

特に仕事用のカバンの場合は中身が多くて重くなってしまうことがあります。そのため、私は、底板や底鋲が付いていることもカバン選びの条件にしています。

最後に

カバン自体はもちろんですが、その取扱いの所作にはその人の人となりが表れます。仕事をする上で加点ポイントにも減点ポイントにもなり得る可能性があるのです。是非、気を配ってみてください。

また、雨が降りそうな時に折り畳み傘を携帯するのと同様に、出先で荷物が増える可能性がある時は小さく折りたためるバッグを入れておくと良いですよ。

ちなみに私は、仕事で出掛けた先で仕事が終わったらパンを購入するのが楽しみの一つですので、パンを入れるための布製の折りたたみバッグを常に携行しています。。






整理整頓、職場環境改善に関する社員研修を承っております。